預金封鎖で騒がせたキプロスの財政危機。 結局、2大銀行であるライキ銀行とキプロス銀行の大口預金者は最大80%が踏み倒されることになりそうです。
この2大銀行がキプロス危機の原因を作った犯人ともいえますが、何を誤ったのか?
ギリシャ国債を大量保有していたことで国債価値が下がり、一気に経営破たんしたわけですが、この2大銀行、なんとギリシャ政府による巨額財政赤字の隠蔽が発覚した2010年にギリシャ国債を買い増していたのです。
2010年の3月から12月までの間にライキ・キプロス銀行は約5億ユーロも買い増し(上のグラフ参照)。それが損失を膨らました結果となりました。
あれっ、そういえば、GDPの200%の巨額債務を抱えている破綻寸前の国債を『買い増している』の金融機関に似てますね。。。
キプロス、笑っている場合じゃない!