2009年05月02日

ストレステスト公表はストレスが溜まる

5月4日に予定していたストレステスト結果の公表が、5月7日までに延期することになりました.(CNN Money)

おそらく、自分の不甲斐ない成績に銀行らがテスト結果にクレームをだしているのでしょう.シティとバンクオブアメリカはすでに財務省と「交渉」に入っているとされていますが、悪いとされるウェルスファーゴなどにも資本注入されるかが注目です.


もともとストレステストは、最悪のシナリオを想定しても銀行が十分な資本がある(健全である)ことを証明するためのものでした.しかし、実際にテストを実施すると、事実上債務超過に陥っている銀行を健全であると証明できるはずがありません.

ハーバード教授 大手銀行は破産させるべき
シティーの国有化は近いか?


政府当局は、市場に不安を与えないよういろいろな手を使ってやりくりします..

■ 評価基準を緩めに設定して、テスト結果をよく見せる.
(著名経済学者 ストレステスト(健全性審査)は、でっち上げ米財務省のストレステスト(健全性審査)は、でっち上げ)

■ 粉飾を可能にする会計ルールを適用し銀行の利益だす.
(シティグループ2009年1Q 合法な粉飾決算奇妙な会計ルール モルガンスタンレーには逆効果

■ ストレステスト公表の度重なる延期による時間稼ぎ
米政府5月にストレステスト一部公表へ


問題は、どんなに政府が操作しても、結局それをごまかすことができないということです.

本来、不安を取り除くためストレステストが、この政府の対応によって、市場を不安にさせている皮肉な結果となっています.


ごまかすのではなく、「落第」を公表することで、痛みをともなっても前進することが大切だと思います.

このままでは、金融危機が悲劇ではなく茶番劇になってしまいます.


posted by 小崎壮平 at 08:17| ストレス(健全性)テスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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