2010年05月02日

メキシコ湾石油流出事故はチェイニー元副大統領のせい?


米南部ルイジアナ州沖の石油掘削基地で起きた爆発事故により原油がメキシコ湾に流出している問題で、油膜が4月30日に同州海岸に達し、環境被害の懸念が広がっている。海底からの流出は止まらず、漂着防止作業も難航。事態は収拾のめどがたっていない。
Source: 朝日新聞

深刻な自然破壊が懸念される、この原油流出事故。

史上最悪の原油流出事故の一つとなるのは間違いないでしょうが、多くのメディアで報道されていないのが、なぜ原油流出を止められないのかという点です。


ノルウェーやブラジルなど石油産出国では「アコースティックスイッチ」という石油流出防止装置が設置が義務付けられているのですが、今回の事故を起こしたBPの海上油田では設置されていなかったのです。

なぜ?ほとんどの国で、石油流出防止装置が義務付けられているのに、なぜアメリカだけOKなのか?

それは、ブッシュ政権下にあったチェイニー元副大統領による規制緩和により、アメリカの海上油田開発では石油流出防止装置を設置しなくても良くなったのです。

チェイニーは、石油開発事業のハリバートン社の元CEOでもあり、石油利権にとても近かったとされる人物。そして今回の油田開発でもハリバートン社が深くかかわっていました。

この石油流出防止装置(アコースティック)は、海底に設置され、石油流出がおきてもリモートコントロールで海底の元から穴を塞ぐことができるスイッチとなっています。

万が一に流出事故に備えることを考えれば、環境保護の観点でいえば重要な装置といえます。

[OILSPILL]

この石油流出防止装置(Acoustic Switch)の設置コストは、たった50万ドル。

BPは、そのコストを節約したがために、石油流出を止められず、史上最悪の環境破壊を引き起こしてしまうことになりました。

チェイニーは石油会社に有利な規制緩和を実施。
BPはたった50万ドルの設置コストをケチった。

そのため、重大な環境破壊を引き起こしてしまった両者の罪は重いです。


追伸

ちなみに、BPの本社があるイギリスでは、アコースティックスイッチ設置の義務はないそうです。


posted by 小崎壮平 at 14:01| Comment(4) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ハラワタ煮えくりかえる話です。

コピペさせて戴きました
http://blogs.yahoo.co.jp/zaqwsx_29/25256800.html
Posted by 平山 滋 at 2010年05月19日 18:54
平山さん、是非広めてください。
Posted by 小崎 at 2010年05月20日 04:20
糞チェイニーと、なんでも「規制緩和」を唱えるネオコン、新自由主義者に被害を補償してもらいたいもんですね

 新自由主義の大きすぎるマイナスの側面として他の多くのこととともに記憶されるべきことですね、現在進行形なので早く流出が止まるといいですが。

いずれにせよ漁業関係者などは訴訟社会らしくどんどん訴えて賠償金をむしり取りましょう
Posted by ディスインテグレーター at 2010年06月11日 11:55
興味深い記事でした。AFNで聞いたリンボー・ショーで、BPの石油流出事故に関し、チェイニー元副大統領やブッシュ元大統領の失策については全く触れず、オバマ大統領の対応の悪さを辛辣に批判しています。リンボー・ショーの内容は、とにかくオバマ批判に終始し、「バラク・フセイン・オバマ出てけ!」みたいな低次元な内容のラジオ番組がなぜアメリカ国民の間で受けているのかよくわかりません。
Posted by saha at 2010年06月21日 16:39
FaceBookのアカウントをお持ちの方は上のコメント欄より直接コメントを書き込めます。
ご意見・ご感想はこちらのフォームより直接小崎までお送りください。
E-Mail ※
お名前(ニックネーム可)
ご意見・ご感想
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。