2010年06月16日

商業不動産市場 1兆ドルの新規資本が必要

モーニングスターによると、商業不動産物件の取引件数が増加しているらしいです。

小売、オフィスの商業物件取引
Chart
Source: Morning Star

そして、こちらが、倉庫、アパート、ヘルスケアーの商業物件取引。

Chart
Source: Morning Star

価格が急落した商業不動産市場にはグッドニュースかと思いきや、レポートを読んでいると今後数年に必要な新規資本額をみてびっくり。

議会監視委員会(CBO)による2月レポートでは、2010年から2014年までに商業物件ローンの満期が7000億ドルあると結論付けていた。

モーニングスターは、現在の状況ををみれば7000億ドルの商業物件ローンの借り換えはできないと考えている。事実、不動産業界グループ(The Real Estate Roundtable)は、長期的に1兆ドルの新規投資が必要(資本ギャップがある)と見込んでいる。

Source: Morning Star

モーニングスターは、レバレッジ解消の流れで商業物件ローンの融資を受けられない環境なので、現金を持っている投資家にとって買い手市場だと言っている。

商業物件ローンのりファイナンススケジュール

商業物件ローンは、もともと満期時にりファイナンス(借り換え)をすることが前提となっているローンです。

したがって、満期時にローンの借り換えをおこなわなければならないのに、問題は商業物件価格がピークから半値になっているので、借り換えをおこなうための担保価値がないので、融資を受けられないのです。

そんな借り換えのできない大量の商業不動産ローンの満期が、2013年まで続く。

したがって、現金をもっている投資家は、かなりお買い得な物件を手に入れられるというわけですが、果たして1兆ドルの買い手がいるのでしょうか?

posted by 小崎壮平 at 13:03| Comment(1) | 商業不動産/ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
リーマンショック以降、日本でも現金を持っている買い手は収益不動産市場でもの凄く強く、良い買い物が出来ますよ。特に昨年春までは利回り15%越えの需要も満室想定も十分可能な物件が散見されました。時には20%の首都圏物件も。ジャンク債並の利回りで物件価格は土地値に近い訳です。昨年夏以降は落ち着きを取り戻し、さらには若干の上げ(リセッション)に入ってますが。
Posted by デーブ at 2010年06月16日 20:57
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