2010年07月24日

欧州のストレステストの問題点

ヨーロッパのストレステストの結果が発表されました。
テストの資本不足として落とされたのは、91行中たったの7行だけ。

予想されたとおり、ストレス”フリー"テストとなった。

落とされた7行の資本不足額は、たったの35億ユーロ。これは、市場予想額の約10%しかない。
アメリカで行なわれたストレステストで10行が資本不足額とされた750億ドルと比べると、はるかに少ない。

Source: WSJ

ムーディーズのエコノミスト  Zach Witton氏は、4つの問題点を指摘しています。

1. ソブリン債デフォルトのシナリオが含まれてない。
2.資産評価では、取引されているソブリン債だけが評価され、満期まで保有する債権は評価に含まれてない。
3.自己資本比率の評価基準が6%と甘い。
4. テストは金融機関の流動性(Liquidity)ではなく、資産価値(Asset quality)で評価された。ギリシャ金融機関は流動性をほとんどECBに頼っているにも関わらず、テストで不合格だったのは1行だけだった。
Source: MarketBeat

ストレスフリーだとしても銀行の健全性が証明したということは、EUはどんなことが銀行にあっても「守る」ということ意思表示なんでしょうね。

だって、ギリシャがデフォルトになって金融機関がバタバタ倒れたら、EUは恥ずかしいたらありゃしない。


posted by 小崎壮平 at 23:00| Comment(3) | ストレス(健全性)テスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日、ヨーロッパのストレステストが発表されました。テレビのニュースでも、審査が甘いと非難が多数と言ってました。今日のニューヨークダウは、上昇しました。
tりあえず、ストレステストで株価大暴落は延期だと思います。年内の株価大暴落は、ないとお考えでしょうか?アメリカの企業業績は、このまま、好景気が続くのでしょうか?
Posted by モカ at 2010年07月24日 23:26
アメリカの場合も2桁少ないと言われたので、どっこいどっこいの結果でしょう。日本の金融庁があれだけ厳しい査定を下したのとは対照的に欧米各銀行が甘い査定をして誤魔化すと何時かは破綻を招くだけではないでしょうか。あるいは日本の失われた10年のように銀行だけが体力を戻して行くつもりか?
最後は日本が笑う?...てことはないかw。
Posted by 経済素人 at 2010年07月25日 09:39
三菱UFJが1兆支援したから、
一応騒ぎは収まった。

しかし、日本株式は売り越し。
白人共は本当、種まで食う奴らだな。
何時になったら自分達は土人って事に
気付くんだ?
Posted by にんにん at 2010年07月25日 21:09
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