2012年01月04日

生き残り中小企業に『破産』を突きつけるバンカメ:信用収縮




業績不振で喘ぐアメリカ金融大手のバンクオブアメリカ(バンカメ)は、資本増強とリスク削減を行っている。そのしわ寄せが、顧客の融資限度額を引き下げを行っており、アメリカの中小企業の経営者は資金難で苦しんでいる。

Los Angeles Timesによると、バンカメの顧客であるZahabizadeh氏によると9万6000ドルの債務を1月25日までに返済しなければならないとバンカメからいきなり書面を送りつけられたという。

その後、バンカメ担当者と話し合い、様々なオプションを提示されたそうだが、Zahabizadeh氏にとって返済可能なプランはなかったという。


あるオファーによれば、金利12%で2年以内で完済されるプラン。 それによると月々の返済額は4500ドルとなり、現在の返済額の10倍になるという。

Zahabizadeh氏は辛うじて生き残っている企業に対して急な返済を求めており、「最終的に月々の返済を2倍にすることはできても、3倍や4倍にはできない」、「もしバンカメが返済に過剰な圧力をかけるのであれば、バンカメは私に破産しろといっているようなものだ」と嘆く。

バンカメの広報担当は「融資ポリシーの変更によって影響をうける顧客は、極わずかに限られる」と指摘、「アメリカの企業融資の健全化することはバンカメとって必要なことである」と指摘する。


20120101_アメリカ債務推移内訳.png

年始に上のグラフを掲載しましたが、まさにこれがアメリカの現状。

融資が減れば市中に出回る資金量が減り、経済は必然的に縮小することになる。

2年前に連銀が量的金融緩和をすることによって「ハイパーインフレが起きる」とか、「ドルが紙切れになる」と言った経済評論家が多かったが、彼らの予測は見事に外れた。

信用収縮がおきれば、世の中はデフレとなる。インフレの見極めには、この信用の動きを見なければならないのだ。


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posted by 小崎壮平 at 14:41| 金融機関 FDIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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