2012年01月25日

貧困没落者が急増する哀しいアメリカ貧困社会


フードスタンプ受給者と貧困層人口推移グラフ
20120124_アメリカ_フードスタンプ受給者と貧困層人口推移グラフ.png
SNAP

アメリカの食料援助プログラム(フードスタンププログラム= SNAP)は、低所得者に食料費を援助するもので、日本の生活保護に相当する社会福祉制度だ。

所得や家族構成によってフードスタンプの受給資格は異なりますが、貧困の基準を下回る低所得者が対象となっています。

現在フードスタンプ受給者数は約4500万人と過去最高となっていますが、その受給者の分析をするとアメリカの隠された貧困社会の実態が見える。


■ フードスタンプ受給者の75%が子供の家族
■ 受給者の4分の1以上が老人、もしくは障害者
■ 受給者の93%が貧困ライン以下の低所得
■ さらに
受給者の55%が貧困ラインの半分以下の超低所得
SNAP


そして、もっと驚きだったのが、次ぎのデータだ

フードスタンプ受給者に対する就業者と失業者の割合
201200124_アメリカ_フードスタンプ受給者に対する就業者と失業者の割合.png
SNAP

上のグラフは、フードスタンプ受給者に対する就業者と失業者の割合をあらわしています。

アメリカは、高い失業率を維持する劣悪な雇用環境にも関わらず、受給者の半分が就業者です。

90年には6割だった失業受給者の割合は現在13.2%まで減少しています。

これは何を意味するのでしょうか?

就業しているフードスタンプ受給者が増えているということは、貧困ラインから抜け出す仕事(所得)がないということです。

アマゾンなどのインターネット、大手ディスカウントのウォルマート、そしてソフトウェア・コンピューターなどのITによって、物流や生産性の効率化がされ、消費者は安くて品質の良いものを入手できるようになりました。

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しかし、生産性・効率性の向上は庶民の所得減につながり、中流階級は貧困に没落し、そして貧困ラインから抜け出せない人々が増加している、こんな哀しいアメリカ社会を反映しています。



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posted by 小崎壮平 at 11:21| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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