2012年03月07日

「金融モルヒネ」を注入する世界の中央銀行


主要中央銀行別バランスシート推移グラフ
Zero Hedge

上のグラフはの主要中央銀行別(下から順番に中国、ECB、FRB、日銀、イギリス、スイス)バランスシート推移グラフです。

これによれば、世界の中央銀行は金融緩和によって4年間で7兆ドルの資金を市中に投入し、バランスシートを拡大してきました。

このような状態に警鐘をならすのが、ダラス連銀のフィッシャー総裁だ。


金融市場は2008年の金融危機後に「われわれが注入した金融モルヒネの中毒になっている」、

「ウォール街が依然として追加緩和、つまり量的緩和第3弾(QE3)の可能性に対して崇拝ともいえるような大きな関心を示していることに、個人的には当惑している」と指摘(Bloomberg)

金融モルヒネの中毒、という表現はなかなか面白い。

金融緩和すれば株価が上がるので、市場はQE3の期待…QE4...QE5と永遠にやって欲しいという期待感があります。


日本はというと、日銀が2001年3月の量的緩和の長期国債の購入を始めて10数年経ちます。

購入額は当初、月4000億円、年4.8兆円にすぎなかったが、現在は月3.3兆円、年40兆円に膨れ上がっている。


元財務官の内海氏は「日銀は緊急措置として非伝統的な政策の先鞭(せんべん)をつけたが、かくも長く続けたため、やめることができなくなった」と語る

そして、内海元財務官は「ユーロ圏に対する市場の攻撃が少し収まってきて、次の標的はどこかというとき、それが日本だった時に政策的に取れる手段はない。その時が一番怖い」と危機感を示す(Bloomberg)

『次ぎの標的』に、金融市場は着々と準備をしているようです。


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posted by 小崎壮平 at 11:09| 金融機関 FDIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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