2012年03月15日

顧客を騙して稼ぐゴールドマンサックスの企業文化



本日、14日、 世界を代表する証券会社であるゴールドマンサックスで1人の幹部が辞めた。

中東やアジアにおける総資産1兆ドル以上の顧客を担当してきたグレッグ・スミス氏である。

12年間ゴールドマンで働いてきた彼は、顧客を騙して儲けるゴールドマンサックスの企業文化に絶えられず辞めた。その理由をニューヨークタイムスに投稿し話題となっている。

この投稿でとても興味深いのが、ゴールドマンサックスで幹部になる3の方法だ。

ゴールドマンサックスで幹部になる3の方法

1. クズを売る

ゴールドマンのリーダーになるには収益の可能性がなくなったクズ商品に投資するよう顧客を説得sる

2. 象を狩る

ゴールドマンに最大の利益を生み出すものであればどんなものでも取引をする顧客を確保する。(本人は「顧客に間違った商品を売ることは嫌いだ」という)

3. 居場所の確保

アルファベット3文字の非流動・不明瞭な商品を取引するポジションを見つける(おそらく、CDOとかCDSなどのデリバティブ商品ではないか)


スミス氏はこのような顧客から奪って稼ぐゴールドマンにうんざりした。

■過去12ヶ月で自分の顧客を「愚か者」と呼んだゴールドマン幹部が5人いた

■デリバティブのアナリストでは「顧客からいくら稼ぎ取ったか?」というのが共通課題


このような非道徳的な企業で働いて、スミス氏はインターンシップの学生らに対して「ゴールドマンは素晴らしい職場だよ」と目を見て話せなくなった自分に気づき辞める時がきたと悟った。

本人はこの告発によってゴールドマン経営幹部が目を覚ましてほしいと願っている。

ゴールドマンが顧客重視の企業になること、顧客なしでは企業は成り立たない。

もう一度、正しい企業文化にして、従業員が正しい理由で働きたいと考える環境を取り戻して欲しい

お金を稼ぐことだけを考える職場ではこの会社は長持ちしないだろう
NY Times Why I Am Leaving Goldman Sachs

ということだ。

金融業というのはお金が商品だから、結局顧客を満足させるというよりも、取引による手数料稼ぎなってしまいます。

顧客からお金を奪うビジネスといえば、カジノやパチンコのそれに当たる。統計学的に顧客が負けるビジネスとなっている。

スミスさんの告発はとても勇気あるもので共感できますが、金融を仕事にすると世の中の矛盾にぶち当たるんでしょうね。


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posted by 小崎壮平 at 12:44| 金融闇権力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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