2012年04月15日

中央銀行がお金ジャブジャブに刷ってもハイパーインフレにならない理由

米マネタリベース・マネーサプライ・銀行融資
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Business Insider

リーマンショック後、米連銀が量的金融緩和を実施して「ハイパーインフレが起きる」とよく聞いた。量的金融緩和は中央銀行が銀行が持つ国債を購入することで、キャッシュが金融機関にいき、代わりに中央銀行が国債を抱える。

中央銀行が紙幣を刷りまくってそれが世の中に出るから、紙幣の流通量が多くなり、紙幣価値がなくなる。 よってお金の価値が減ることで、相対的に物の価値が上がるというのだ。

あれから3年半経つのだが、ハイパーインフレは起きなかった。 なぜか?

上のグラフを見れば、マネタリーベース(紙幣 + 中央銀行当座預金)は急激に増加しているが、マネーサプライ(紙幣 + 預金)はほぼ一定。 さらに銀行融資(緑)はマネーサプライの25%減少している。

いくら中央銀行から金融機関に現金を渡したところで、 銀行が企業や個人に融資しなければマネーが増えたことにはならない。

中央銀行がお金ジャブジャブにしてハイパーインフレになると言う人は、銀行融資のポイントを完全に見逃しているから勘違いするのだ。

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posted by 小崎壮平 at 04:34| 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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