2012年04月25日

アメリカの危険な狂牛病(BSE)牛肉が『一般』流通している3つの理由




非営利団体であるAnimal Legal Defense Fundが 2008年に米カリフォルニア州にある食肉処理会社ウエストランド/ホールマーク・ミート・パッキング社の施設で自力歩行が困難な「へたり牛」を撮影した動画です。
(3頭目の狂牛病感染牛が発見された2006年から、2年後の映像)


この歩行困難な「へたり牛」を食肉加工し市場に流通させていました。比較的、良質な材料を使っているIn & Outバーガーにもこの「へたり牛」が供給されたいた事実を知って愕然としたことを思い出します。

同社は過去2年に製造した生鮮・冷凍牛肉製品約6万5000トンの自主回収するという過去最大リコールに発展しました


あれから4年が経ちましたが今日、カリフォルニア州で4頭目となる狂牛病が発見されました。米国の牛で狂牛病が発見されたのは6年ぶりとなりますが、決して驚くことはない。

米農務省は食肉の流通網には入っていない「引き続き米国の牛の健康状態と牛肉・乳製品の安全性に関して自信を持っている」と言いますが、僕は、牛肉・乳製品は安全性がないことは自信を持っていえる。

■ 杜撰なBSE検査体制

アメリカのBSE検査は、年間生産量の1%0.1%(4/25 訂正)しか検査しません。しかも、検査対象は生産者側の任意。 つまり、歩行が困難なへたり牛は「ちょっと危ないからやめよう」と検査対象から外すことができます。

超甘い検査体制で狂牛病(BES)感染牛が見つかったのは、奇跡的と言えます。もし全米の牛肉を全頭検査すれば、発見される可能性は100倍1000倍以上にもなるとも言えます。



■ BSE原因の肉骨粉が大量にアメリカで使用された?

狂牛病の発端は、70年代のオイルショックまでさかのぼります。イギリスでは家畜でつかう干草の供給がすくなく、家畜であまった動物をくだいた肉骨粉を飼料として食べさせていました。通常、この飼料を作るときには、消毒として過熱処理をおこなっていましたが、オイルショックで加熱処理の時間を短くしました。

仮説では、その熱処理をおこなったがために、10年間の潜伏期間をへて牛がBSE感染し、その90年代にBSE感染しました。これがイギリスの出来事。

その後が問題です。イギリスでは、肉骨粉の使用が禁止されました。しかし、肉骨粉の製造メーカーは大量に余った在庫を破棄するため、アメリカに大量の肉骨粉を輸出しました。

アメリカに大量の肉骨粉が輸入され、牛に飼料として利用。 その10年後に狂牛病が発見されたのですから時期的にもタイミングが一致します。

もちろんこれは、アメリカでも大量のBSE感染牛はいる根拠ともいえます。
(でも、アメリカではたったの4頭だけって、あり得ない!)

■ ヤコブ病の集団感染

通常ヤコブ病は、100万人に1人の割合で自然発生する難病ですが、牛海綿状脳症(BSE)の病原体によっても発症するといわれています。

この100万人に1人の割合の難病にも関わらず、ニュージャージー州の小さな町で13人がヤコブ病で亡くなりました。 この話はTBSの報道特集で報道されたくらい有名です。

ヤコブ病で亡くなった13人の共通点は、ある競馬場のレストランで食事していたことです。そのレストランの名物料理は「T−Boneステーキ」。T-Boneは特定危険部位に指定されています。

もしかしたら、狂牛病感染牛のT-Boneを食べて、ヤコブ病にかかった可能性が指摘されています。



先日、アメリカではピンクスライム(クズ肉をアンモニア水で防腐処理された加工肉)の安全性をめぐる懸念が広がりました。 そんな気持ち悪いクズ肉は食べたくないと小売店に問い合わせが殺到。大手スーパーはピンクスライムの取扱いをやめました。

食品の恐ろしい実態を「知った」アメリカ人は、食べたくないと拒否反応をしました。 自分の健康の源となる食品の大切さを意識されはじめているということはプラスですが、では一体どのくらいのアメリカ人がこの狂牛病の実態を知っているのでしょうか?

今回、4頭目が奇跡的に見つかったといえますが、今回の狂牛病騒動。

僕は安心できるホールフーズやオーガニック牛肉以外は、食べない。


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posted by 小崎壮平 at 10:35| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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