米カリフォルニア州のサンバーナーディノ市議会が破産法の適用申請を決めました。 カリフォルニア州内での自治体破綻がストックトン市、マンモス・レイクに続きてたった2週間で3件目の財政破綻は異常事態といえます。
サンバーナーディノ市は人口21万人の自治体で、ストックトンに続き史上2番目に最悪の市自治体の破綻となります。 同市の財政赤字は4000万ドルに対して、同市の銀行残高にはたったの15万ドルだったという。
ストックトンやマンモス・レイクでは裁判所における債権者との調停協議による交渉決裂による破綻、計画通り(想定内)の破綻であったの対して、 サンバーナーディノ市は現金ショートによる『突然』の破綻劇だった。
ストックトンとマンモスの破綻と比べるとこの計画性のない財政破綻は、10倍『たちの悪い』と言われています。
おそらく行政は差し迫る財政危機に対応を先延ばし今日まで至ったのでしょう。 行政の怠慢によるツケは住人が追うことになる。
現在、サンバーナーディノ市が払える金も使える金もない。この破綻によって、『たちの悪い』悲劇はこれから始まる。
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