2012年07月26日

スペイン経済崩壊、不況ではなく『恐慌』 となる5つの理由

1. 株式市場の崩壊

スペイン株式市場(IBEX 35)
20120725_スペイン株式市場IBX.gif
Bloomberg

スペインの株式市場(IBEX 35)は、この1年で36%暴落、スペイン政府は株式の空売りを3ヶ月間禁止措置としたが、株価下落は止められない。



2. 国債金利の急騰

スペイン10年国債の利回りチャート
20120725_スペイン10年国債利回り.gif
Bloomberg

スペインの10年国債利回りは崩壊ラインといわれる7%を超えた。 国債利回りの上昇は、国債価格の下落を意味し大量に国債を保有するスペインの金融機関の破綻危機となり、また政府の借入コストが増大することで経済政策、金融機関の救済ができないなくなります。

3. 不動産価格

スペインとアメリカの不動産価格推移(1975年=100)
20120725_1975年からのEUとアメリカの不動産価格推移.gif
Zero Hedge

上のグラフは1975年を100としたEUとアメリカの不動産価格の推移グラフです。 EU各国の不動産価格上昇と比べるとアメリカの不動産価格はバブルとは呼べないかもしれません。 EU諸国のうちスペインの不動産価格が恐ろしいほど上昇しました。

当然のことながら、スペインの不動産価格が下落をするでしょう。 スペイン金融機関の不良債権率は8.15%と言われていますが、不動産価格の下落は不良債権が膨れ上がり金融機関の破綻することになります。


4. 失業率

スペインの失業率は24.6%と4人に1人が失業、これは1930年の世界大恐慌時代のアメリカ失業率を超えている。ちなみに若者の失業率は52.1%と、仕事がなく未来に希望が持てない若者が2人に1人となっている。


5. 増税と緊縮財政

そしてスペインは650億ユーロの財政赤字縮小のために、増税と緊縮財政をおこなうことになっている。 当然のことながら、政府が財政出動できずに増税することは経済縮小を意味します。

この株価崩壊、国債暴落、不動産崩壊、最悪の失業率の状態で、増税と緊縮をやればあたりまえのように経済崩壊に追い討ちとなります。

スペインは不況ではなく、もはや『恐慌』にあります。



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posted by 小崎壮平 at 07:43| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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