2012年07月30日

サンディワイル元CEO「メガバンク解体すべき」も謝罪なし


先日、シティグループのサンデ ワイル元CEOが、メガバンクを分割すべきとの見解を示しました。

これは凄い。

ワイル氏は1990年代後半、当時の商業銀行業務と投資銀行業務を分離していた「グラス・スティーガル」法を廃止に追い込んで金融コングロマリットを誕生させた張本人だ

その彼がメガバンクを分割させるして、預金者の保護をすべきと考えを改めたのは凄いと思う。



【過去記事】
2009年10月29日 シティグループ元会長 グラススティーガル復帰を支持
2009年01月14日 シティグループを解体せよ!


ただ、「メガバンクモデルが誤りだったのか?」という質問に対してサンディは、

「当時はスーパーマーケット・モデルが正しかった。しかし住宅バブルが崩壊して経営環境が変わってしまった今としては、もうこのモデルは通用しない」と回答した。

本当に正しかったのか?


闇の金融システムと商業銀行の債務残高
20120728_商業銀行と影銀行.png
Azizonomics

ワイル氏が「グラス・スティーガル」法を廃止に追い込んだ1999年から金融機関は住宅ローンなどを債権化させることで信用を急速に拡大させました。

その中で「闇の金融システム(Shadow Banking Systems)」による『裏』取引が活発になりました。

「闇の金融システム」は伝統的な商業銀行以外のヘッジファンド、プライベート・エクイティ、SIV、ソブリンファンドなどによる匿名性の金融取引をおこなう。

そのため金融当局がリスクを把握できず、サブプライム危機によるリーマンショックがおきました。

いわば、金融緩和をさせたワイル氏は現在のアメリカの不況の根本的な原因のきっかけとなった人物のひとりです。

「当時は正しかった」ではなくワイル氏が素直に「間違っていた」と認めて欲しかったところはあるが、すくなくとも持論が間違っていたと認めたのは大きい。

メガバンクは解体されるべきでしょう。


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posted by 小崎壮平 at 11:08| 金融機関 FDIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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