米モンサント製の害虫を抑制するよう遺伝子が組み換えられたトウモロコシの有効性が中西部で低下していることを示す「証拠が増えている」との見方を、米環境保護局(EPA)が明らかにした。
EPAは先月発表された科学研究に関する質問への回答で、イリノイ州にある農場2カ所でトウモロコシの害虫がモンサント製トウモロコシの殺虫作用への耐性を強めていることが分かったと述べた。(ブルームバーグ)
今回、このGM作物と農薬に勝る『スーパー害虫』が確認されたことで、モンサトの『科学』の限界をしめしました。
遺伝子組み換え(GM)技術によって世界の食糧危機を救うというモンサトですが、GM種子と同時に同社の防虫剤をセットで販売します。
モンサトのビジネスモデルは世界的にGM種子を広めてることで抱き合わせ商品の農薬を強制的に使わせることにあります。また、隣の畑からGM作物の種が風や虫で飛ばされて自分の畑で育つと、モンサト社は容赦なく農家を特許侵害で訴えるマフィアみたいな存在。
モンサトによるGM作物への拒否反応はアメリカでも起きていて、現在Whole Foods、Trader Joe'sとGeneral Millsなどの小売・食品会社はGM作物を扱っていない。
また、カリフォルニアではGM作物の表示義務付けを問う住民投票が11月に行われます(日本、中国、EU、オーストラリアではGM表示が義務付けられる)。
アメリカ人の91%がGM作物の表示義務付けに賛成していることから、消費者が食品に何が入っているのか知りたいのは当然です。
しかし、モンサトは420万ドルをかけて住民投票で否決に持ち込もうとしている。
以前、アメリカでピンクスライム(クズ肉をアンモニア水で防腐処理された加工肉)の安全性をめぐる懸念が広がりました。 そんな気持ち悪いクズ肉は食べたくないと小売店に問い合わせが殺到。大手スーパーはピンクスライムの取扱いをやめました。
食品の恐ろしい実態を「知った」アメリカ人は、食べたくないと拒否反応をしめしたことになります。得体の知れない食べ物は食べたくない。 それが消費者の気持ちです。
GM作物の表示が義務化されることで農業マフィア、モンサトの力が弱くなること期待します。
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