2012年10月19日

ロムニー候補の一律20%減税の嘘

ロムニーの減税プラン
20121018ロムニーの税制.png
Center for American Progress Action Fund

大統領選の第2回テレビ討論会で、オバマ大統領は前回とは打って変わりロムニー候補に攻撃、オバマ大統領に軍配が上がっている。

以前ブログにも書いた減税に対するロムニーのウソは、第2回目の討論会を終えてもまだクリアになっていない。

ロムニーは一律20%の減税をやる代わりに高所得者の税控除額を制限することで対応するという。しかし、一律20%の減税は5兆ドルの税収を失うことになるが、税控除額を制限することによる増収効果はたったの2兆ドルしかない。つまり、3兆ドル足りないのだ(上図参照)


第1回討論会でロムニーは「金持ちには減税しない」と言い切っていたが、彼の税制をやれば所得が多い金持ちほど減税効果が大きい

ロムニー減税、トップ1%金持ちの節税効果
20121018_ロムニー減税効果_トップ1%_トップ0.1%.png
Center for American Progress Action Fund

トップ1%(平均年収50万ドル)に対するロムニー節税効果は10万ドル、 そしてトップ0.1%(平均年収330万ドル)に対しては50万ドルの節税の効果がある。

第2回討論会では、20%一律減税するけど財政均衡は保てない、とオバマに指摘されたことに対して、ロムニーはこう反論した。

「もちろん、すべては計算済みだ。 起業したときでも、ビジネスのトップのときも、オリンピックのプロジェクトリーダーでも、私は常に予算は守ってきた」

「だから大統領になっても私は約束を守る」というようなことをロムニーは言った。

今までの実績を信じくれ、というロムニーだが、1つ重要なことは民間企業のCEOでできて、大統領にできないこと。

それは、リストラだ。

減税で収入が減ったから社会福祉を削減するなど、弱者を『リストラ』することは容易ではない。ロムニーとはいえ、社会福祉による『ある』程度の再配分をカットすることはできない。

これほど貧富の格差が開いたアメリカでは、金持ちにより有利なロムニー減税は必要ない。

★1日1回応援クリックしていただけると嬉しいです。

 人気ブログランキング


ラベル:大統領選
posted by 小崎壮平 at 13:05| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
FaceBookのアカウントをお持ちの方は上のコメント欄より直接コメントを書き込めます。
ご意見・ご感想はこちらのフォームより直接小崎までお送りください。
E-Mail ※
お名前(ニックネーム可)
ご意見・ご感想
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。