2012年11月11日

世界で2番目に殺人率が高い国エルサルバドルにやってきた!


エルサルバドル首都 サンサルバドル.jpg
先週はロサンゼルスから南に約5時間飛んだ中南米の国、エルサルバドルに行ってきました。首都にあたるサンサルバドルは緑に囲まれた人口53万人の中米で最大の都心になります。

ワールドトレードセンター サンサルバドル.jpg

北南米大陸で最小面積の国ですが、エルサルバドルはコスタリカ、パナマに次ぎ中南米で3番目の経済圏。 僕が止まったホテルの隣にはエルサルバドルで最も高い高層ビル(といっても20階建てですが)ワールドトレードセンターが発ち、経済発展の象徴となっていました。


とはいえ、この国のGDPは221億ドル(アップルの利益417億ドルの半分)しかなく、一人当たりのGDPは約7000ドルしかありません。日本の一人当たりのGDPは3万4千ドルですから、エルサルバドル人は日本の5分の1の生活をしていると現地の生活の様子が想像できます。

ワールドトレードセンターの下町
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エルサルバドルの興味深いのは2001年から自国通貨コロンをやめて米ドルに移行しました。 米ドルを採用することによってインフレは抑えることができるのですが、移行の際 物価水準がアメリカと同様になったのです。

下町の食堂
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マクロ経済的にみると、エルサルバドルの産業はサービス産業がGDPの6割を占めますが、輸出するものといえば、コーヒーやアパレルなどで外貨を稼ぐほど優れたものはありません。その結果、貿易赤字はなんと41億ドル。

米ドル経済圏で外貨を失っていたら自国で使えるキャッシュが枯渇します。どうやって補っているかというと、エルサルバドル人はアメリカに移住して出稼ぎします。 その稼いだお金をエルサルバドルに送金してサポートします。

その送金額の総額は年間当り32億ドル。 41億ドル貿易で損した分は、エルサルバドル人の送金によって経済を成り立たしていたのです。

外国資本が入るショッピングモール
エルサルバドル ショッピングモール.jpg

ただ、哀しいことに、街中のショッピングモールにいくと、ウォルマート、ケンタッキーフライドチキン、ピザハット、マクドナルド、ウェンディーズなど外国資本の企業がたくさん入っているのです。

アメリカで出稼ぎしたお金 は、エルサルバドルの米企業の利益に貢献していたのが、少々皮肉に感じました。


今回、街中の価格を見ましたら、ガソリンは1ガロン当り4.20ドル、 サブウェイのサンドイッチが5ドルと、アメリカと物価が変わらないのです。

日本の5分の1の生活をするのに、物価が変わらなければ貧しい人々は車に乗ったり、外食することはほぼ不可能となります。

世界で最も危険なバス
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エルサルバドルの貧困率は3割で約180万人が貧困生活を強いられ、この人たちは貧困から抜け出すことは不可能といえます。

この貧富の格差は多くの犯罪を生み出します。 エルサルバドルでは2つのギャングが、ドラッグや売春になどの活動をおこなっていますが、それと同時に世界で2番目に殺人率が高い国となっています。

命がけの家族移動
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ショッピングモールに行けば大きな銃を持った警備員が監視し、街中でタクシーは止めないこと。 ホテルやレストランにタクシーを頼みなさい。もちろん夜は一人で歩かない方がいいと。

そんな安心できないエルサルバドルでしたが、やっぱり思うのは日本人で生まれてよかったとつくづく思う。 日本には『普通』に仕事があって、『普通』に食べることができる。夜も『普通』に外を歩くことができる。

日本では『普通』なことが、世界にでると貧困から抜け出せなく生きるのが精一杯な人がいる。当たり前にできていること、感謝しないといけませんね。 日本は素晴らしい国ですよ。


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posted by 小崎壮平 at 03:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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