2013年07月21日

デトロイト市の財政破綻〜市民の50%が読み書きできない住人の夢とは?


先日、かつて自動車の街として栄えたデトロイト市が財政破綻しました。今年の5月時点で来月にも破綻すると言われていたので、遅かれ早かれ破綻する運命にありました。


デトロイトには何度か訪問しているのでよく分かるのですが、全米のどの都市と比較してもデトロイトは極めて『特殊』な街です。





市の中心から約12キロ北にある8マイル・ロードはデトロイト市と郊外を隔てる境界線となっています。『8マイル』というエミネムの映画にもなったように、この8マイル・ロードから北が郊外、そして南がデトロイト市で極貧地域となっているのです。


その8マイルを超えてデトロイト市に入ると、そこは想像を超えるスラム街。 道を走りると、家はぼろぼろ、道路沿いのお店は潰れ、不健康そうな黒人らが街を歩く。


デトロイト市内はロサンゼルスのスラム街を約24倍ほど、おそらく日本の浮浪者の溜り場の100倍荒廃させた風景がそこにありました。


⇒ 2011年04月23日全米で最も荒廃した都市デトロイトを歩く


デトロイトの統計データを観ると、とても興味深い現実が浮かび上がります。


■ デトロイト市に住む子供の60%が貧困生活をする

■ デトロイト市民の約50%が読み書きができない

■ デトロイト市内にある住宅の33%が廃墟か空き部屋となっている

■ デトロイト市民の失業率18%

Policymic


警察官が少なすぎるので、911(日本の110番)しても、警察が到着するまでの時間(Response Time)は58分かかるという。


お金がないので、学校教育も削減。破綻して公共サービスが削減されると、さらに無法地帯化するのは間違いないでしょう。


将来の希望の光もみえない人がこの廃墟の街に住む。



デトロイト住人はエミネムのように

「8マイル・ロードの向こう側に出たい」

デトロイトを出ることが夢、


そう今を生きている。







posted by 小崎壮平 at 02:24| 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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