2013年02月27日

米住宅価格 前年比6・8%上昇、この『異常』な値上がりの訳とは?

S&Pケース・シラー住宅価格指数
sp-case-shiller-3.jpg
S&P

昨年12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は、主要20都市の値動きを示す指数が前年同月比で6.8%上昇した。7カ月連続で前年同月の水準を上回った。上昇率も前月までと比べて拡大し、住宅市況が明るさを増している様子を映した。(日本経済新聞

先日、ロサンゼルスの不動産ブローカーに話を伺ったところ、今の不動産市場は『異常』とのことでした。 売り物件に対して買い手からのオファーが10件あるのは当たり前で、いい物件となると20件以上もオファーがでることがあるという。

家を買いたくても買えない状況が今のカリフォルニアの不動産市場となっています。次のグラフをみれば、今のアメリカの不動産状況が一目瞭然でわかります。
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posted by 小崎壮平 at 18:16| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月07日

アメリカの異なる住宅差し押さえ手続き、価格回復に影響する2つの不動産市場!

全米20都市住宅価格変化(前年比)
20130207_20都市住宅価格変化.gif
Business Insider

アメリカの不動産市場は回復の兆しが見えていますが、各地域の差し押さえの法律によって不動産市場の回復が異なることはご存知でしたが?

住宅の差し押さえは裁判所判断(Judicial)か裁判外(Non-judicial)の手続きが異なります。

裁判外での差し押さえ処理(上グラフ:青棒)は、裁判所判断を待たずして債権者が容易に差し押さえをできます。

つまり、不良債権となった物件の売却が簡単に行え、投資家と債権者による売買が盛んに行われ住宅在庫の処理が早く行われます。住宅低迷となると価格は下がりやすい一方で、底値になれば不動産市場の回復は早く済みます。

一方、裁判上の差し押さえ(上グラフ:緑棒)となると、住宅オーナーは法律上有利に働きますが、差し押さえ処理は裁判所判断を待たなければなりませんので債権者は住宅在庫を抱えることになり不動産市場の回復は遅れます。

こう観ると、カリフォルニア、ネバダ州は極端に住宅価格が下落しましたが価格の回復は最も早い。逆に、裁判所判断をまたなければならないフロリダ州は価格回復が最も遅い都市となっています。

この広いアメリカ、法律によって不動産市場が2つに分けられているのも面白いですね。
posted by 小崎壮平 at 18:12| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月12日

アジアの不動産バブルチャート

中国の不動産バブル
20130111_中国不動産バブル.jpg

2007年にアメリカの不動産バブルが崩壊し、翌年リーマンショックなど金融危機によって長期経済低迷の原因となりました。

2000年代には『不動産は絶対に下がらない』という神話が人々を熱狂させ価格上昇によって自分が豊ったと錯覚しました。

日本とアメリカの不動産バブルを経験すれば、『絶対に絶対はない』と思えるのです。 いくらアメリカの悲惨な不動産事情があろうとも、どうやら世界の不動産市場をみると、『不動産神話』は永遠に存在するようだ。
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posted by 小崎壮平 at 17:53| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月07日

「今、買わなきゃ損」というアメリカの住宅市場、その理由とは?

ケースシラー米住宅価格指数
20130106_米ケースシラー住宅指数2012年10月.gif
S&P

アメリカの10月の住宅価格(20都市)は前年比で4.3%増加と、住宅価格の上昇が見られるようになりました。 以前もアメリカの住宅価格は底値の兆しとお伝えしました。

ロサンゼルスの不動産ブローカーに聞いても、住宅価格の回復が見られるため「もっと価格が上がる」と思い、売り手は売却を控える傾向にあり売り出し物件が限られてしまうそうです。

また買い手は数少ない売り出し物件に殺到するという状況が見られるそうです。
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ラベル:住宅価格 不動産
posted by 小崎壮平 at 11:07| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月16日

アメリカの住宅市場を支えたFHA(連邦住宅局)の資金枯渇危機

FHA 90日以上の長期延滞ローン件数推移グラフ
20121115_FHA 90日以上の延滞ローン.gif
WSJ

アメリカの住宅市場は底打ちし回復の兆しが見えていますが、1つ懸念材料がでてきた。 アメリカの住宅ローンを支えていたFHA(連邦住宅局)ですが、ローン返済の長期延滞ローンが増加したことにより、FHAが資金難に直面しているということです。

上のグラフをみてわかるように 90日以上の長期延滞ローンは74万件で、これはFHA保証の住宅ローン額 1兆ドルの約9.5%にあたります。

FHA住宅ローンは、2011年ローン発行額全体の3分の1を占めました。2008年のリーマンショック以降の連邦政府は住宅市場対策として積極的にローンのリファイナンスや融資をしてきましたが、そのツケが長期延滞ローンの損失としてFHAが追うことになります。

FHAは無期限の予算権限が与えられ、たとえ資金が枯渇しても議会承認なしに財務省から資金を受け取ることができます。

つまり、FHAが潰れることはないということになりますが、 万が一アメリカの財政問題で、FHAに資金提供できなくなれば、住宅ローンの供給ができなくなり、一気に住宅市場が冷え込むおそれはあります。

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posted by 小崎壮平 at 15:39| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月21日

アメリカの住宅市場、復活?

米住宅着工件数とNAHB住宅市場指数
20121020_米住宅着工件数とNAHB住宅市場指数.png
Business Insider

以前アメリカの住宅市場は底打ちしたと書きましたが、その後の住宅市場は堅調に回復しているようです。

上のグラフは住宅着工件数とNAHB住宅市場指数は上昇しています。 NAHB住宅市場指数は不動産業者による住宅景況感を示すもので現在は2006年まで回復。

ここロサンゼルスの不動産ブローカーに聞いても、売り手は価格が上がると期待して売りに出さない。売り出し物件が出ると買い手から複数のオファーが直ぐに入り、クローズが難しいという状況だという。

住宅市場の回復はアメリカ経済にとってもプラス。これはグッドニュースですね。

2012年07月16日 米住宅市場 『底打ち』を示す3つのチャート

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posted by 小崎壮平 at 22:04| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月26日

カナダ トロントの新築販売件数 64%減少、バブル崩壊の兆し?

トロント地域の8月新築販売件数

BILD

不動産市場が過熱していたカナダのトロントですが、8月の新築販売件数は64%急減した。

カナダ政府は7月から住宅ローンの融資規制を厳したことが、新築販売件数に影響したと言われている。

2012年06月25日 カナダの住宅ブームはいつ崩壊するのか?

トロント地域の不動産価格は過去10年間で85%上昇。

カナダ不動産は政府の融資規制がきっかけとなって不動産が崩壊するのでしょうか?
今後のカナダ不動産動向には注目ですね。


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posted by 小崎壮平 at 10:17| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月09日

世界一『割高』の不動産バブル都市はどこ?

アメリカと香港の不動産価格 (1980年を100とする)
20120808_アメリカ不動産価格と香港の不動産価格.jpg
Business  Insider

上のグラフは1980年を100としたアメリカ(赤)と香港(黒)の不動産価格の推移になります。 香港の不動産価格と比較すると、2000年代のアメリカの不動産バブルは屁でもありません。
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posted by 小崎壮平 at 09:35| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月16日

米住宅市場 『底打ち』を示す3つのチャート

米住宅価格変化グラフ(前年比)
201200715_米住宅価格変化(前年比) グラフ.gif
WSJ

アメリカの住宅市場が『底打ち』しているとよく言われはじめていますが、実際には住宅価格は下げ止りの状態です(上グラフ)
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posted by 小崎壮平 at 14:16| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月01日

信用なければ住宅ローンが下りないアメリカのクレジット社会

クレジットスコア別の住宅ローン融資シェア推移
2012_クレジットスコア別の住宅ローン融資シェア推移.jpg
WSJ

上のグラフは低クレジットスコア(700未満 オレンジ)と高クレジットスコア(700以上 青)の住宅ローン融資のシェアを表していますが2007年の住宅バブル崩壊してからはより高クレジットの人は住宅ローン融資をうけるシェアは上昇し、現在では90%まで登っています。

逆に低クレジットスコアの人は全体の10%となり、クレジットがなければほぼ住宅ローンを受けられないというのが今の現状です。
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posted by 小崎壮平 at 11:11| 不動産 住宅ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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