2012年09月29日

資本流出加速、ヤバいスペインの金融機関

スペインの金融機関預金残高と前年比変化
2012_スペイン銀行の預金残高推移と変化.gif
BoS

失業率が25%と経済混乱のスペインっ経済。スペインが発表した銀行のストレステスト(健全性審査)では、全体で593億ユーロの資本不足が見つかりました。スペインの厳しい現状を反映していますが、上のグラフはスペイン金融機関の預金残高をあらわしているグラフです。

左側グラフはスペインの金融機関の預金残高の推移を表していますが、2011年から預金流出が加速しています(左グラフ 青線)

その内訳を前年比変化をあらわしているのが右側グラフですが、預金の流出はスペインの国民と民間企業からではなく、非居住者投資家からの資金引き上げが目立っている(右グラフ 緑棒) 投資家はスペインがいつ潰れてもおかしくないと判断んしているのでしょう。

スペインはいつ潰れてもおかしくはない。

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posted by 小崎壮平 at 16:55| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月18日

沈みゆくユーロ圏、独り勝ちドイツも急ブレーキ!

ユーロ圏主要国のGDP推移グラフ(2011年1Q - 2012年2Q)
20120818_ユーロ主要国のGDPグラフ.jpg
WSJ

ユーロ圏の各国の経済成長が急減速している。スペイン、イタリアは金利急騰によって借入コストが高騰。 どうしようもない状態となっています。


これまでユーロ危機によってユーロ安の恩恵(輸出産業の増加)を受けてきたドイツ。 ユーロ圏で唯一失業率の低下、金融機関の預金額が増額など独り勝ちといわれたドイツでさえ、経済成長は鈍化しています。

さすがのドイツでさえ、ユーロ全体の経済減速によりユーロ圏からの新規発注が減少、 そして中国、インドなどの世界経済減速の煽りをうけた。
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posted by 小崎壮平 at 17:57| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月26日

スペイン経済崩壊、不況ではなく『恐慌』 となる5つの理由

1. 株式市場の崩壊

スペイン株式市場(IBEX 35)
20120725_スペイン株式市場IBX.gif
Bloomberg

スペインの株式市場(IBEX 35)は、この1年で36%暴落、スペイン政府は株式の空売りを3ヶ月間禁止措置としたが、株価下落は止められない。

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posted by 小崎壮平 at 07:43| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月13日

ユーロ経済 日本の『失われた10年』不況を経験する理由


ユーロ圏 米国での民間企業の資本構成の割合 (金融機関を除く)

20120712_ユーロ圏 米国での民間企業の資本構成の割合.jpg
BCA Research

ユーロ圏とアメリカの民間企業は資金の55%は株式市場より調達しています(上側)。しかしユーロ圏の企業は資金の40%を銀行融資に頼っており、アメリカの約20%とは大きく異なります。

アメリカの場合は、社債などの流動性の高い債権市場に支えられていますが、ユーロ圏の企業はより日本にちかい銀行密着型といえます。

ユーロ圏の金融機関はソブリン危機とスペインなど不動産バブル崩壊による不良債権を大量に抱えており融資を減らしていくことになります。

今後のユーロは日本と同じような「失われた10年」を経験することになります。


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posted by 小崎壮平 at 10:03| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月27日

経済崩壊のイタリアはいずれ救済される?


イタリアの小売売上高変化と消費者信頼感指数
20120626_イタリア_小売売上高と消費者信頼感指数グラフ.png

Scott Barber


イタリアの消費の落ち込みは著しく、小売売上高は前月比でマイナス6.8%と大幅減。6月の消費者信頼感指数(2005年=100、季節調整済み)は85.3ポイントで、こちらも1996年の統計開始以来、最低を記録。続きを読む
posted by 小崎壮平 at 15:17| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月18日

ユーロ離脱の悪夢より緊縮の苦痛を選んだギリシャ人

20120617_Google_ギリシャ選挙イラスト.png

今日のギリシャ再選挙では、小差ながらも緊縮支持派が勝利。ギリシャ国民はユーロ離脱の悪夢よりも、緊縮の苦痛を選んだというのは興味深いです。

緊縮反対派の急進左派連合(Syriza)は、ユーロは離脱を求めないがEU/IMFの求める財政目標条件を再交渉するというのは、あまりにも現実味がなかった。

例え、彼らが『再交渉』を試みたところで、ギリシャが混乱することは目に見えていた。6月中に政府資金が枯渇し公務員給与の停止、 そして8月、9月にある巨額な債務償還をする見込みはない。

急進左派が中途半端に勝っていれば、過半数とることなく政治的に決断することもできないギリシャは、大混乱することは間違いありませんでした。

ここまで追い詰められると、ギリシャ国民でも、ある程度『まとも』な政策を選ぶことができるということは興味深かったです。


ただ、基本的には本質的な債務問題は解決したわけではなく、厳しい緊縮が行われるのはこれから。 囚人が飢え死にするという以上に、ギリシャはこれから緊縮財政のもと厳しい生活を強いられる。

今後もギリシャ国民が我慢できるのだろうか? これからが本番です。


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posted by 小崎壮平 at 13:37| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月14日

預金封鎖、渡航規制 もしギリシャがユーロを離脱したら...



ギリシャのユーロ圏 離脱か残留か? 17日に行われるギリシャの再選挙に世界が注目していますが、ギリシャ国内では銀行預金の流出が加速しています。

ブルームバーグによると6月の預金引き出し額は1億〜5億ユーロ、他の銀行幹部は7億ユーロを超えたとも言われています。もしギリシャがユーロ離脱したときのために、 ギリシャ国民は預金を引き出し 自己資金の防衛を図っています。

もし、ギリシャがユーロを離脱すればどうなってしまうのか?続きを読む
posted by 小崎壮平 at 14:19| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月12日

銀行救済されてもスペインは救われない


EU国別の国内銀行による自国国債の保有率
Zero Hedge

ユーロ圏財務相が9日にスペインの銀行の資金増強に向け最大1000億ユーロの支援を行うことで合意しましたが、 アメリカの株式市場では大幅に下落しました。結局のところ、スペインの救済計画は機能しないと見ています。

スペインの国内銀行による自国国債の保有率は50%となり、 2011年のスペイン破綻危機から新規発行の国債は国内銀行が購入して政府を支えています。(上グラフ)

スティグリッツが指摘するように、今回の銀行救済は「スペイン政府がスペインの銀行を救済し、スペインの銀行がスペイン政府を救済する」相互扶助だとし、機能しないと批判されています。続きを読む
posted by 小崎壮平 at 10:13| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月06日

飢え死にするギリシャの囚人



実質財政破綻となっているギリシャでは、 政府がつかえるお金がなくなり教育、健康保険など公共サービスで支障がでている。

ギリシャの報道によると、刑務所への予算は最低限に引き下げられ、その結果ギリシャの刑務所では囚人に提供する食料が底をつき、84人の囚人が飢え苦しんでいるといことだ。

Corinth刑務所では、軍施設からの食料供給が停止され、刑務所職員によると米一粒すらないということだ。

軍施設の責任者は、軍隊員への供給する食料が不足しており、食料供給を停止したという。それを受けてCorinthの市民は囚人を飢え死にさせないよう食料を寄付しているという。


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posted by 小崎壮平 at 10:04| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月03日

世銀総裁 2012年の夏 世界経済崩壊を予測?



ロバート・ゼーリック世界銀行総裁は、この6月で5年間の任期が終了する。 彼は肩の荷が下りたのか今後の経済について本音で語ったようだ。

Daily Mailによると、ユーロ危機やグローバルの金融市場は経済崩壊の危機にあると警告、彼の発言は下記のとおり。続きを読む
posted by 小崎壮平 at 02:49| 政府債務問題・ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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